宝くじの中でも人気が高いジャンボ宝くじ。
多くの方がジャンボ宝くじを購入されたことがあると思いますが、
ジャンボ宝くじってどういう仕組みなんだろう?
ジャンボ宝くじの売れ残りくじはどうなるの?
売上金はどのように使われる?
など…ジャンボ宝くじについてさまざまな疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこで今回はジャンボ宝くじの仕組みについて知っておきたい5つの重要ポイントを徹底解説していきます。
- ジャンボ宝くじとは
- ジャンボ宝くじの仕組み
- 売れ残りくじ券の仕組み
- ジャンボ宝くじの売上
- 売上金の使い道
上記5つのポイントについて解説をしていきますので、この記事をお読みいただければジャンボ宝くじの仕組みについてしっかり理解することができますよ!
ジャンボ宝くじとは
ジャンボ宝くじは地方自治体が発売元となり、発売等の事務を委託するみずほ銀行によって発売される宝くじです。
また、ジャンボ宝くじに限らず日本の宝くじは当選金付証票法(通称:宝くじ法)に基づいて発行されており、還元率は最大50%までなど定められています。
ジャンボ宝くじは普通くじ
ジャンボ宝くじは普通くじタイプとなっており、組・番号があらかじめ決められた宝くじとなっています。
抽選で決定した当選番号と同じ組・番号であれば当選金を受け取ることができる宝くじです。
ジャンボ宝くじは1年で5回発売されている
出典:宝くじ公式サイト
ジャンボ宝くじは1年に5回発売されています。
- 2月~3月バレンタインジャンボ
- 4月~5月ドリームジャンボ
- 7月~8月サマージャンボ
- 10月~11月ハロウィンジャンボ
- 11月~12月年末ジャンボ
それぞれのジャンボ宝くじで当選金や当選確率が異なっている点も面白さの一つとなっています。
関連記事>>ジャンボ宝くじ・ミニの当選金や確率一覧!その他宝くじとの確率比較も徹底解説!
ジャンボ宝くじの魅力は高額な1等当選金
ジャンボ宝くじの最大の魅力は高額な1等当選金にあります。
最低でもバレンタインジャンボの1等2億円、前後賞併せて3億円となっており、年末ジャンボに関しては1等7億円前後賞併せて10億円の夢がある宝くじとなっています。
還元率は50%以下となるので簡単に勝てないのがジャンボ宝くじですが、1等当選で億万長者の夢が見れる宝くじとして老若男女問わず人気が高い宝くじと言えます。
ジャンボ宝くじの仕組み
先ほども少しお伝えしたとおり、ジャンボ宝くじをはじめとした宝くじは地方自治体が発売元となります。
そして地方自治体が直接発売する訳ではなく、発売などの事務をみずほ銀行に委託しています。
発売等の事務を受託したみずほ銀行は地方自治体の定めた発売計画に従って、
- 宝くじ券の図柄選定
- 印刷
- 売り場への配送
- 広報宣伝
- 売りさばき
- 抽選
- 当選番号の発表
- 当選金の支払い
- 収益金・時効当選金の納付
など…非常に多くの業務をこなしています。
上記を見ると、ひとつの宝くじを終えるだけでも非常に多くの人や時間が掛けれていることが分かりますね。
ジャンボ宝くじは当たらない仕組みになっている?
ジャンボ宝くじは詐欺
一般人には当たらないような仕組みになっている
上記のようにジャンボ宝くじは当たらない仕組みになっていると感じている人もいらっしゃると思います。
しかしジャンボ宝くじが当たらない仕組みになっていることはほぼないと言えます。
宝くじは当選金付証票法によって最大でも還元率50%となっていますので、宝くじは売れれば売れるほど儲かる仕組みとなっているからです。
当たらない仕組みを作ってしまっては不信感を持たれて誰も宝くじを買わなくなるでしょう。
還元率が50%以下となっている限り、胴元である地方自治体は絶対に負けることはないのです。
よってそのような不正を犯す必要がほとんどないので、ジャンボ宝くじが当たらない仕組みになっていることはほぼないと言えるでしょう。
宝くじが当たらないと感じるのは「還元率・当選確率が低すぎるから」という理由になります。
詳細記事>>宝くじが当たらないからくりは?詐欺?関係者しか当たらない?2つの疑問を徹底解説!
ジャンボ宝くじの売れ残りの仕組み
ジャンボ宝くじで売れ残ったくじはどうなるんだろう?
このような疑問をお持ち方もいらっしゃると思います。
売れ残った宝くじはみずほ銀行にすべて集められます。
そして売れ残った宝くじの組・抽選番号等をデータ化してまとめ、すべて破棄されます。
売れ残った宝くじが結果として当選するくじ券だった可能性はもちろんある
もちろん、売れ残った宝くじ券が結果として1等当選していた可能性はあります。
しかしながら、当選結果が出ている頃には当選していたであろう売れ残りくじはすでにこの世に存在していません。
ですので売れ残った宝くじに1等当選くじがあった場合は、その分の当選金支払いをする必要がないので、胴元である地方自治体は少し得をする可能性があります。
とはいえ宝くじは売れば売るほど儲かる仕組みですので、売れ残りが発生している時点で胴元が予定していたよりも損をしているケースが多いと言えます。
売れ残った宝くじが当選したとしてもあなたに不利なことは全くない
また、売れ残った宝くじが当選していたとしても、あなたの当選確率が不利になってしまっていたことにはなりません。
1ユニット1000万枚に1等は1枚だけ。
売れ残りくじがあろうがなかろうが、当選確率1000万分の1は絶対に変わることがないからです。
ジャンボ宝くじの売上
ジャンボ宝くじの売上は年々下がり続けています。
しかしながら近年は新型コロナウイルス感染拡大による「巣ごもり消費」の影響もあり、ネット購入による売上が高まっているようです。
昨年の年末ジャンボでは公式サイトのネット購入だけで初となる100億円を売り上げており、今後もネット購入による売上は伸びていきそうですね。
そして昨年の総売上は結局前年度を下回ったものの、ドリームジャンボ以外のジャンボ宝くじの売上は全て前年度を上回っています。
この点を見ても、令和3年度の総売上は前年度を上回る売上となりそうです。
宝くじの売上金の使い道
宝くじの売上金の使い道は下記のとおりとなっています。
出典:宝くじ公式サイト
46.5%(3,684億円) | 当選金 |
38.5%(3,054億円) | 公共事業など |
13.7%(1,088億円) | 経費 |
1.3%(105億円) | 社会貢献広報費 |
上記の画像と表は令和元年度の宝くじ販売実績と収益金の使い道です。
経費と当選金を除くと約40%が公共事業等として利用されていることが分かります。
活かされる宝くじの収益金
具体的に宝くじの収益金は、
- 高齢化少子化対策
- 防災対策
- 公園整備
- 教育及び社会福祉施設の建設改修
などに使われています。
このように宝くじは、はずれた場合でも社会の役に立つお金に代わっていますので、決して無駄なお金とはなっていません。
また、公式サイトには「平成29年度 全国都道府県及び全指定都市の収益金充当事業」として全国の収益金順当事業をまとめているページもございますので、参考にご覧ください。
まとめ
今回はジャンボ宝くじの仕組みについて詳しく解説をいたしました。
ジャンボ宝くじの仕組みは少し複雑な仕組みとなっていますので、少しずつ覚えていただければと思います。
ジャンボ宝くじに限らず全ての宝くじは還元率が50%以下となるので、あまり大きく勝負をせず、ゆとりある資金の中で勝負するのが良いでしょう。
それでは良い宝くじライフを!